フルーツラインときどき寄り道 山梨市編

 2025年4月某日。我々GY編集スタッフは山梨市方面に繰り出した。「フルーツラインに行ってみよう!」

 もうひとりのスタッフNは愛車のバイクで別日に別ルートを“颯爽と走る・撮影・走る・撮影・走る・撮影”のGOOD JOB!
そもそも「フルーツライン」とは?

 山梨市・甲州市・笛吹市を結ぶ果樹地帯を通る広域農道のことで、桜・すもも・ブドウなどの果樹園が広がる風景を楽しむことができ、季節に応じた果物狩りが楽しめるのだという。

JAフルーツ山梨 フルーツ直売所 八幡店

 西関東道路を埼玉方面に向かい、岩手ランプで大きく右折し国道140号を南に向かう。右手にアールの屋根の白い建物が見えてきた。大きなJAのロゴが目印の直売所に次々と買い物客が吸い込まれていく。

 店内には期待通り所狭しと新鮮野菜・果物・加工品・土産物が並ぶ。「万葉の草もちがある♪」「モンマーロのパンもある!」「いつものスーパーにはない野菜!」「この野菜安〜い!」とみるみるカゴがいっぱいに。当分健康的な野菜生活が約束された。午前中に行かないとお目当ての野菜・果物は売り切れてしまうかも。

窪八幡神社(大井俣窪八幡神社)

 最初に買い物してしまったので、なんかテンションがおかしなことに。気を取り直してさらに南へ向かうと「窪八幡神社」の大きな標識が「おいでおいで」と手招きしている。

 神社を目指し車を走らせると、大きな鳥居の先に風林火山ののぼり旗と賑やかな人だかりが見える。鎧甲冑に身を包んだ人たちがなにやら準備中の様子。アトで知ったのだが信玄公まつりの出陣式を控えた真田弾正忠隆隊がゆるーく談笑していた時間帯だったようだ。思いがけず舞台裏を目撃してしまったことになる。本番ではこの山梨市隊、勇ましく「えいえいおー」と出陣したんだろうなぁ。

 そうそう、先述の鳥居はGoogle先生によると日本最古の大鳥居だというから驚きだ。さらに重要文化財も多く存在する神社とのことでイベントのない時に改めて訪れたい。

岩泉山清水寺(せいすいじ)

 ナビに導かれ細~い道を進むと、石段と仁王門が見えてきた。門の左手を車でぐるりと奥へ回り、本堂の傍に駐車。徒歩で石段の下へ戻り、改めて上り直すと阿吽(あうん)の仁王像がにらみをきかせている。壁の落書きは見なかったことにしよう。

 門をくぐると、正面には本堂が佇む。真言宗智山派の寺院で、本尊は千手観音菩薩。雨乞いの寺として知られているとのこと、数多くの文化財を所蔵する歴史ある寺院。境内には桜が咲き誇っていた。

龍泉寺の松

 「万年マツ」の看板を頼りに目的地へ。なるほどこれが山梨市の誇る県下最大級の松(庭作りの松としては)ならではの風格というものか。江戸時代中頃に植えられた(と伝えられている)というから驚きだ。「枝振りが…」とか「根の張りが…」とかマツの鑑賞ポイントも知らないシロウトの感想としては素直に「立派で見事で美しい」で良いですか。

享和元○ 石碑

フルーツラインを牧丘方面に向かう途中、道の傍らに不思議な石碑がある。注意しないと見逃してしまう。平均的な日本女性の身長を優に越える大きな丸い石の上にちょこんと乗った石碑がなんともユニークで愛らしい。

 これは何?なぜここに?歴史的な石碑だろうということしかわからないところも深堀りしたくなるポイントだ。謎だらけのスポット。

享和元年(1801)の馬頭観音説もあり。誰か教えて!

フルーツライン展望スポット

 「座りっぱなしはよくない」という話は最近当たり前によく聞く。車も私たちもちょっと休もう。

 展望台に来たからには当然富士山を探してしまう。富士山を見つけて今日の天気に感謝(撮影したいからね)。

 マップで現在地を確認する。いったいフルーツラインってどこまで続くの?深呼吸と伸びをしながらこれからのコースをシミュレーションする。

 5分くらいの休憩中も車が2〜3台、バイクが1台通っただけ。ドライブ好きには嬉しい道路、フルーツライン、イェーィ。(大丈夫か?)

大工天神社(だいくてんじんじゃ)

 人通りも車もほとんどなく、静寂に包まれた場所にまるで時が止まったかのようにひっそりと佇む趣のある神社。

 境内には神楽殿や拝殿があり、本殿は室町時代後期の建築様式を今に伝える貴重な遺構として、国指定重要文化財となっているそう。

 普段たくさんの音の中にいるのだなと改めて実感するほどの静けさ。静かすぎてちょっとゾワゾワするほど。

笛吹川フルーツ公園

 そろそろ峡東地域を代表するメジャーな観光スポットへ行ってみますか。この季節、フルーツ公園は花盛り。園内も周辺も色とりどりの花々に囲まれ、雄大な富士山や周辺の山々が一望できる広々とした場所にいるだけでも、リフレッシュできる。

 園内には遊具・カフェ・温室・アスレチック・ドッグランなどもあり、すれ違う家族連れやカップルも皆ニコニコ楽しそう。ミニ機関車風のロードトレインも走っている。水遊びもできるので、これからの季節子どもたちは喜びそう。フルーツ狩りシーズンには県外からの観光客で溢れかえるのかな。

 ふたりともいい感じにお腹が空いてきたので、施設内の「展望・星屑レストランガイヤ」へ。正午少し前で既に満席だがほとんど待たずに座れてラッキー。メニューの中には「おとなのお子様ランチ」なるものもあって興味深い。周りは家族連れが多い印象。子供たちがはしゃいでる。はしゃぎたくなるよね。

やまなしフルーツ温泉ぷくぷく

 ここがウワサの「ぷくぷく」かぁ。温泉からの絶景が楽しめて、香り高い季節のフルーツがぷかぷか浮く日替わり温泉って唯一無二じゃないかな。縁起の良いフォトスポットもあるので、良い記念になりそう。今回は入浴は見送り。近いうちにきっと入ってみたい。

ほったらかし温泉

 旅番組などでも度々紹介される人気の日帰り温泉施設とあって広〜い駐車場には県外ナンバーの車が目立つ。

 フルーツ公園をさらに上った標高の高い場所に位置するため、露天風呂からは富士山や甲府盆地のパノラマビューが楽しめ、日の出や夜景を眺めながらの入浴も格別とのこと。

 名前の由来は「ほったらかすことしかできなかったから」だとか。

 オープンに至るストーリーもなかなか読み応えがあるのでぜひ。

食べないと後悔するほどおいしいと評判の「温玉揚げ」は、外はサクサク中はとろ〜り半熟卵の絶品だそう。

ほったらかしキャンプ場&どこでもドア

 ほったらかし温泉のすぐ奥にあるキャンプ場。富士山と甲府盆地の絶景が楽しめる。ショップエリアには休憩スペースのバスにはなぜか鹿の運転手が!宙に浮くロードバイクがあったり、遊び心とセンスにあふれワクワク感がとまらない。場内にはカフェや、フォトスポットの「どこでもドア」があるので、キャンプをしなくても行ってみると楽しいかも。

 特に夜景や星空はキャンプ好きにはたまらなそう。人気があってなかなか予約がとれないとか。魅力にあふれたキャンプ場。

ワインづくり研究所

 西関東道路万力ランプ近く。2023年にオープンしたワイン造りのプロも注目するワイナリーだとか。ブドウ栽培、ワイン醸造、オリジナルワインの販売からワイナリー向けの機械・資材の輸入販売も行う。運がよければ「同じぶどうでも酵母が違うと大きく香りが変わる」といったワイン酵母の話が聞けるかも。

やまなしのワインの未来を見据えた活動に期待。

おみやげ

山梨のおみやげと云えば…すぐに思い浮かぶものは数々あるけれど、最近のバラエティに富んだ商品の一部をご紹介。

1日を終えて

 フルーツラインをドライブ&時々寄り道してみた。

自然に囲まれたこのエリアは季節の織りなす風景を楽しむことができ、自然の恵みを満喫できる。

農道に入るとすれ違う車も少なく、見通しも良く信号もほとんどないので快適なドライブに最適だ。流れる景色を目で追いながら徐々に日常を離れた感覚になる。

山梨市にこんなに国宝や重要文化財が残されているのも驚きで、数ある貴重な史跡の中のほんの一部を巡るだけでも遠い昔にタイムスリップしたかのような不思議な感覚を覚えた1日。また機会があったら温泉にも入りたいし、フルーツラインの他のエリアにも行ってみたい。山梨ってまだまだまだまだ奥が深いなぁ。

  1. Coming soon…

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